白アリについてもっと知ろう!これであなたもシロアリ博士!vol,1

シロアリは白アリとも表記されますが、生態はゴキブリに近い品種です。日本全土に分布しますが、中でも福岡の直方地方を中心とした北九州一帯では固有種も存在します。シロアリの繁殖期である春先の生態を把握し、マイホームを食害から守ることを心がけましょう。

シロアリは春先になると巣別れを行って数を増やす

シロアリはアリの名前を冠していますが生態はゴキブリに近く、サナギの状態を持たずに脱皮を繰り返して成長する特徴があります。その一方で女王アリを中心とした家族社会を構成している点は普通のアリと同様です。日本全土にシロアリが分布していますが、北九州地方に生息しているシロアリは春先に繁殖期を迎えます。シロアリは数が増えると一定数の個体が羽アリになって巣別れを行い、別の住処に定住する習性があります。そのため、北九州地方では春先になると羽アリを多数確認することが出来ますが、それは同時に住宅の建材が食い荒らされる危険性が増大することも意味するので注意が必要です。

シロアリの住処は床下だけに限らない

春先はシロアリの繁殖期であり、巣別れを行った個体は新しい住処で巣作りに励みます。シロアリは乾燥に弱いので一年を通して湿気が多い住宅の床下に定住するイメージがあります。白アリ駆除業者の中にも床下だけで繁殖すると認識している所がありますが、実際は床下に限らず、壁の内部や天井裏など巣を作る場所は多彩です。これは現在の住宅は気密性が高く、どの場所でもシロアリの繁殖に適した湿気が保たれているためです。また、福岡の直方地方を中心とした北九州一帯には地域の固有種であるカンモンシロアリが生息していますが、この品種はシロアリの中では比較的乾燥に強いため、住宅のどの場所にも巣を作る可能性があります。特に繁殖期は個体を増やすために建材を多く食い荒らすため、被害も拡大しやすくなっています。

春先の湿気が多い場所ほどシロアリ被害に遭いやすい

シロアリは春先に巣別れを行って新しい住処に定住します。日陰が多く、常に湿気が保たれている場所は建材が柔らかくなっているのでシロアリのエサに最適です。複数の群れが同じ場所に集まることも珍しくないので建材が食い荒らされる被害も拡大しやすくなります。

福岡県のシロアリの住宅の土台への被害

住宅の土台や柱を食べてしまうのがシロアリです。特に福岡や北九州、直方などは白アリの生息地となっており、現在徐々に生息区域が増えてきています。自分の家を食い荒らされないためにも、予防や対処方法を知ることが大切です。

自力でできるチェック方法

福岡・北九州・直方などの地域はシロアリの生息地です。何の対策もしていなければ住宅の土台や柱が食べられてしまい、住宅の強度や寿命が低下してしまった、ということにもなる可能性があります。シロアリがいないかどうかをチェックするためには、春から夏にかけて羽アリがたくさんいなかったか、床がふわふわと浮いたようになっていないか、床がきしまないか、水漏れがないかなどをチェックすることが大切です。

白アリがいた場合には、巣を壊滅させなければ駆除することにはならないため、住宅に異変を感じたら水まわりやトイレ、玄関、キッチンなどの床下を重点的にチェックしていきます。素人ではなかなか見つけにくいものですが、床下の基礎などにアリの通り道がないか、柱や土台などを叩いた音で中が食い荒らされているかどうかを確かめることはできます。

シロアリを駆除するためには

チェックが終わったら、ホームセンターなどで販売されている駆除剤など使って駆除していきます。特に多用されるのがベイト工法という方法で、白アリが好む餌の入ったステーションと呼ばれる容器を設置します。餌の中には毒が入っており、白アリがそれを巣に持ち帰ることで根こそぎ駆除するという方法です。他にも木材部分に木部処理剤を塗って被害を予防、駆除するという方法もあります。

ただし、自力で駆除することは可能ではありますが、床下に潜って薬剤を散布するのは思った以上に重労働です。そのため確かな技術を持った業者に頼むというのもオススメです。

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シロアリ対策に大切なことは

自力で行えば安く済ませることができますが、即効性はないため数週間から数ヶ月ほどは経過をチェックする必要があります。駆除・予防は自分でもできますが、効果がなさそうな場合には業者に頼るということも大切です。

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