シロアリは巣別れの時期になると一部の個体が羽アリとなって移動します。羽アリの侵入を許してしまうと建材が食害に遭ってしまいますから、予防策を講じることが大切です。シロアリの繁殖時期や移動距離を学び、羽アリの侵入予防に努めましょう。
シロアリの巣分かれ時期と住宅を守るための工夫
福岡県の直方市やその近隣を含めた北九州地方には日本全土に分布するヤマトシロアリの他、地域の固有種であるカンモンシロアリも生息しています。シロアリは住宅建材に使われる木材を食い荒らす害虫として知られていますが、繁殖時期や巣別れのタイミングは種類ごとに異なるので対処の際には注意が必要です。北九州地方で多く見られるカンモンシロアリは晩冬から初春にかけて一部の個体が羽アリとなり、巣別れを行います。また、カンモンシロアリ以外のシロアリは晩春から初夏が巣別れの時期に当たることから、北九州地方では約半年間が羽アリの侵入被害に見舞われる時期と言えます。羽アリは定住に適した環境では羽が抜け落ち、そのまま通常のシロアリとして繁殖するので見つけたら放置せず、早急に駆除するのが被害を防ぐための条件です。
羽アリは外壁の亀裂や窓枠の歪みで生じたすき間、床下の換気口から侵入します。特に床下の換気口は日光が差し込まず、湿気が籠りやすい場所ですからシロアリの繁殖に最適な環境です。定住したシロアリは建材を食い荒らしながら個体数を増やし、やがて新たな巣別れを行うまでに繁殖します。巣別れの時期になると屋内に無数の羽アリが飛び回ってしまうことから、シロアリが侵入出来ないように建物の傷みを解消することが大切です。床下の換気口もシロアリが通れない程に編み込まれた網戸をはめることで侵入を防ぐことが可能です。また、シロアリが嫌う臭気を出す薬剤を使う方法もありますが、毒性が強い物もあるので害虫駆除の専門業者に任せるのが無難な対処法になります。
羽アリの発生予防は建物の傷みを直すのが最適
屋内で羽アリが発生するのは過去に侵入したシロアリが繁殖し、一部の個体が巣別れを行うためです。羽アリの発生を防ぐためには外壁の亀裂や結合部分の歪みで生じたすき間を塞ぎ、外部からシロアリが入り込めないようにするのが効果的な方法になります。
HCSグループは、
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※1一階床面積15坪の一般的な住宅の場合