白アリについてもっと知ろう!これであなたもシロアリ博士!vol,1

シロアリについて知る

シロアリは本来自然界において、枯れ木などを食べてそれを分解することで森の循環を助ける役割を果たしています。また蟻道と呼ばれる通り道を作ることで、微生物が住みやすい環境づくりも行っています。

ところがそれと同じことを民家でやってしまうと、家屋に被害が及んでしまいます。蟻道を家の下に作ると床や柱にたどり着き、木を食べてしまい家が崩れてしまう可能性が生じます。

日本において確認されてる白アリは23種類いますが、特にその中でも家屋に被害を与えるシロアリは4種類います。例えば本州全土で広く確認されているヤマトシロアリや、福岡など九州で多く確認されているイエシロアリなどがいます。これらのアリは同じアリでも生態が異なるので、駆除の方法も種類によって使い分けなければいけません。

さらに厄介なのが活動時期が長いということです。他の多くの生物と同じように暖かい時期になると活発に活動し、冬眠はしません。気温が下がれば活動も落ち着きますが、冬場でも暖かい建物の裏など暖かいスペースがあれば活発に活動します。

シロアリを見つけたら

シロアリを見つけたら殺虫剤をかける前に、一度業者に見てもらうということが大切です。殺虫剤をかければ一時的にはシロアリがいなくなりますが、また別のルートを作り他の場所の床や柱を食べる可能性もあります。殺虫剤をかけていなくなったから安心だと思い放置すると、気づかないうちに被害が拡大してしまうというケースもあります。どんな種類のシロアリで、どんな駆除方法が適切かをプロに見極めてもらう必要があります。一度調査を依頼してから見積もりをもらいましょう。

シロアリに困ったらプロに相談する

シロアリが1匹だけ見つかったというケースの場合、他にも多くのシロアリが床下に発生しているということも少なくありません。またプロでないとその種類の特定や対策は難しいです。

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またそのまま放置しておくと、家屋の耐久性にも問題が生じてしまいます。まず一度現地調査を依頼してから、見積もりを出してもらいどうするかを判断することが重要です。

シロアリが巣をつくりやすい場所

シロアリは温かい場所や暗い場所を好む傾向がある為、屋根裏や床下などに巣を作る傾向があります。古くなった木材などを食べて成長していくので、家の柱や土台を食べます。白アリの被害に気付かすに放置しておくと柱など家その物の耐久性が落ち最悪の場合倒壊の危険もあります。床下んい巣を作っている場合は発見が難しい為、見つけた時にはかなりの数のシロアリが生息している可能性もあります。女王アリは不眠不休で卵を産み続けていく為、繁殖率はかなり高く、放っておけば増殖していく一方です。

シロアリが生息しているサイン

ヤマトシロアリの羽アリ
ヤマトシロアリの羽アリ

4月下旬~7月頃がシロアリが一番活発になる時期になります。福岡や住んでいる地域によって多少変化はします。その為、その時期に羽アリの小さいな羽が室内に落ちている場合は既に白アリが生息している可能性があります。その他にも、俵の様な形の糞が落ちている場合や壁際などに木くずが落ちている事、そして壁や床などに小さな穴が空いてあり、土で作られた様なトンネルがある場合など、どれか1つでも当てはまる場合には既にシロアリが室内に巣を作っている可能性があります。

駆除を行う方法

シロアリが室内に巣を作っているのを確認した場合、自分駆除を行う事も可能です。その際に方法は一般的に2種類あり「薬剤の散布」と「ベイト工法」のどちらかになります。
建物の状況などによって対策は事なるので注意しましょう。

ではまず、「薬剤の散布」での駆除ですが、こちらは専用の薬剤を床下や柱室内などに直接散布し、その木材を食べたシロアリを駆除する方法です。

次に「ベイト工法」での方法は、シロアリに駆除剤を混入させた餌を食べさる事で巣ごと駆除を行う方法です。ベイト剤は食べてすぐに死ぬ訳ではなく、薬剤を食べたシロアリが巣に帰ると次第に他のシロアリに伝染していきます。その結果薬剤の効果は巣全体に広がります。

シロアリの生態と傾向

シロアリは基本的に木材由来のものならば何でも食べる習性があります。その為、一旦巣を作ってしまえば至る所から食べていき家屋を徐々に破壊していきます。シロアリを発見した場合には焦らずにその方法で駆除するかを決め、確実に仕留めましょう。もし女王アリを駆除しきれない場合には被害がさらに広がる可能性もあるので注意が必要です。

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