福岡は、福岡市と北九州市の政令指定都市を2つ持ち、全国で9番目の人口を有する県で、中洲などの歓楽街のある九州において大都市の1つと言えます。このような地域である福岡には、どのような白蟻が生息し、どのような特徴を持っているのか、解説していきます。
福岡で見られる白蟻の特徴
福岡は、瀬戸内気候に属し、温暖で梅雨の時期以外は降雨の少ない地域です。福岡に生息する白蟻は、日本全土に分布している白ありであるヤマトシロアリやイエシロアリをはじめ、外来種の白アリであるアメリカカンザイシロアリという白蟻になります。例年、ゴールデンウィークの時期に羽蟻の飛来が目撃され、降雨後の気温が上昇するような蒸し暑い日中には特に多いとされています。7月頃までは、在来種であるヤマトシロアリやイエシロアリなどが見られ、それ以降の11月頃までは、外来種であるアメリカカンザイシロアリが見られるようになります。アメリカカンザイシロアリは、木材を食い荒らすスピードが遅いのですが、加害性が高いのが特徴です。他の白蟻が、床下部分のみ食害するのに対して、アメリカカンザイシロアリは、建物全体を食い荒らすことで知られています。スピードが遅いので気づいた時には家屋の大部分に被害が及んでいる可能性があるので、木造住宅では特に注意が必要となります。また、繁殖速度は初めのうちは、遅いのですが、5年ほどすると急速に高まり、しかも1ヶ所に留まらず家屋の数ヶ所に点在する形で散らばってしまっているので駆除も厄介になる白蟻といえます。乾いた粒状の糞がある場合には、この白蟻が存在している場合があるので注意が必要です。他にも木の粉や羽などが発見されたら白蟻が飛来してきた可能性があります。聴診器や超音波測定などを用いると正確なコロニーの場所を特定できるようです。
福岡のシロアリ駆除なら
福岡にお住まいの方で自宅にシロアリの生息が疑われるような場合、自分自身の手によってもシロアリの駆除は可能でしょう。しかし、床下には配管や配線などがあり、床の傷み具合では補強なども必要になります。福岡にはシロアリ駆除の専門業者もいるので専門家のアドバイスを受けてみるのもいいかもしれません。