福岡のシロアリ対策事情vol.2

シロアリといえば様々な種類がおり、時には私たちの生活をおびやかす存在で人間の営みに常についてまわる存在です。シロアリは漢字でかくと「白蟻」と書きますが実は蟻とはまったく別の生き物です。今回はそんな害虫の一種であるシロアリの福岡での対策についてお話したいと思います。

そもそもシロアリとは

シロアリとは、私たちが公園や道路よく見かける「蟻」とは実は種類がまったく違い、よく見る黒い蟻がハチの仲間なのに対しシロアリは分類的にはゴキブリの仲間です。そして種類も多く日本にはなんと22種類ものシロアリが生息しています。木をはじめとした建築物を蝕むことで知られるシロアリですが建築物に被害をもたらすものは主に、ヤマトシロアリ、イエシロアリ、アメリカカンザイシロアリ、ダイコクシロアリの4種類に絞られます。ヤマトシロアリは北海道の一部地域を除くほぼ日本全土に生息し、イエシロアリはおもに西日本の太平洋沿岸に主に生息しています。アメリカカンザシシロアリは広い範囲に点在し、ダイコクシロアリは奄美大島以南にせいそくすることが確認されています。福岡では主にヤマトシロアリとイエシロアリが被害を及ぼしていると考えられます。

住居を蝕むその生態

シロアリは土の中などに数千から数万匹の巨大の共同体を形成する習性があり、様々な場所に土や排泄物などを固めて巣を作り暮らします。また

白蟻が住居の土台となる木材などを食べるのは、そこに含まれるセルロースをおもな栄養源として生きているからです。そして一見わからない土台や壁の中の柱の木を食べるのは湿気のたまりやすい場所であり、より腐朽した材木を好む白ありには湿気を多く含み柔らかく腐敗した材木は大好物だからです。福岡でよく見られるヤマトシロアリとイエシロアリはその典型的な種類といえます。

まめなメンテナンス

白ありの被害を最小限におさえるためにははじめにすることはなんといってもこまめに家を調査することです。日本では新築のときに防蟻対策が講じられることが多くなってきてはいますが、そこときに使われる防蟻処理剤は数年で効果がなくなるといわれています。忘れたころに白アリの侵入を防ぐためにも数年に一度は細かく家をメンテナンスすることが大切でしょう。

早めの対策を

シロアリは日本全国の地中に広く生息しており、普段住んでいてなにも違和感を感じなくても知らぬ間に被害にあっているのもシロアリの怖いところです。福岡に多く生息するヤマトシロアリ、イエシロアリは全国でも多く被害が出ているため比較的対応してくれる業者も多いので気軽に相談してみるのもいいかもしれません。

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