中古物件を購入した際に白アリがいた場合の対処法

中古物件購入時に注意するポイント

中古だけどきれいにリフォームがされていて値段も安く購入できたと思ったら、床下に白アリがいたとなると大変です。せっかく長く住むつもりで購入しても白アリがいれば家の寿命も短くなってしまいます。しかし購入してから白アリが発生していることが分かった時、どういった対応をすればいいのかはわからない人も多いと思います。自分ですべての費用を出さなければいけないのか、それとも仲介業者などに費用を負担してもらうことができるのか、どうしたらいいのか知っておけば、いざというときに役に立つのではないでしょうか。

中古物件を購入するときには、業者に確認をしてもらったり、自分でも腐食した部分があるかどうか、一応白アリの有無を確認すると思います。

購入後にシロアリ被害!

それで購入を決めたのに住んでみたら白アリがいた場合、問題は複雑になってしまいます。重要なのは住んでからどれくらいの期間で白アリに気が付いたかということです。一般的に住宅の売買契約をするときには、何か問題があった時に売主が責任を持つという瑕疵担保責任という条項を定めていると思います。瑕疵担保というのは、購入してから隠れた瑕疵、つまり売り主から教えてもらっていない何らかのトラブル、この場合だと白アリ被害ですが、その他にも雨漏りや家が傾いているなど、があった場合に修理などの費用を売主が補償するという契約のことです。ただ瑕疵担保責任は契約時の話し合いによって、期間が定められています。一般的には売主が不動産会社などの法人の場合は2年、個人の場合は半年ほどに定められていることが多いので、まずは契約書を確認しましょう。

この契約書の瑕疵担保責任の期間を過ぎてしまっていると、残念ながら売主にシロアリ退治の費用を請求するのは難しくなってしまいます。

シロアリ駆除の費用を負担してもらえないのであれば、売買契約の解除ができればと思うかもしれませんが、不動産の場合は一度契約してしまうとなかなか契約解除をすることは難しいのが現状です。瑕疵担保責任でシロアリ駆除の費用は請求することができるので、きちんと駆除してもらうことが対処法といえるでしょう。

シロアリ被害は早めの対応を!

白アリの問題などが発生したら、福岡の白アリ対策協会などに相談して駆除などの対策をとるようにすることが大切です。白アリは時間がたてばたつほど被害が大きくなってしまいます。費用は掛かってしまいますが、腐食が進んでしまえばさらに大きな工事などをしなければならなくなってしまいます。早めに相談をして駆除してもらうことが大切です。

また白アリがいるのかどうか自分でチェックする方法も知っておくと、早めに気が付くことができます。

例えば5月ごろに羽根のついたアリをよく見かける場合は、白アリがいる可能性が高いといえます。また床がたわんだりとふわふわするような感じがする場所があると、もしかしたら床下が腐食しており白アリが発生しているかもしれないので点検してもらうとよいでしょう。

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