シロアリ駆除剤の安全性

シロアリを駆除する時に気になるのは、薬剤の安全性です。白アリの予防や駆除に使用する薬剤が安全かどうか、心配な方も多いと思います。一昔前は殺虫力の高い駆除薬が使用されていましたが、今では建築基準法の改正などによって使用禁止となっており、安全性の高い天然成分の駆除剤が主流となっています。現在は日本しろあり対策協会などが安全性と効果を評価し、認定薬剤として登録されたものだけが販売されているので、ある程度信用性は高いと言えます。とは言え、どんなに安全な薬剤でも使用量を間違えれば問題が生じます。自分で白蟻を駆除する時は、適切な量の薬剤を使用しましょう。

シロアリ駆除剤種類①有機系

日本で使用されているシロアリ駆除剤は主に、「ホウ酸塩系」「有機系」に分別されます。この中で最も多く使用されているのは、有機系の駆除剤です。有機系の駆除剤は適正な濃度と使用法を守れば問題はありませんが、毒物であることに変わりはないので、素人が使用する際は注意が必要です。有機系の駆除剤を使用する時は、人体への影響だけでなく、住宅への影響にも注意する必要があります。特に、床断熱工法や床下蓄熱工法によって建築された住宅の場合、どちらも床下スペースが室内と繋がっている構造なので、居住空間に駆除剤が侵入することも考えられます。高気密な住宅ほど有機系の駆除剤の影響を受けやすいと言えるので、十分注意しましょう。

シロアリ駆除剤種類①ホウ酸塩系

一方、ホウ酸塩系の駆除剤は、砂漠地帯で採掘される天然の鉱物が主成分となっているため、安全性が高い駆除剤です。ホウ酸塩系は人体や植物に必要な存在でもあるので、人体に影響の少ない駆除剤になります。居住空間に散布しても安全で、効果は30年以上持続するため、1度施工しておけば長持ちします。

市販の白あり駆除剤を購入する時は、どんな成分が配合されているのか事前によくチェックしておきましょう。安全性を第一に考えて、有害性のある有機成分が入っていない薬剤を選ぶのが無難です。

まとめ

シロアリ駆除を素人が行うのは危険です。知識のない素人がシロアリ駆除をしようとすると、かえって被害が拡大してしまうこともあります。シロアリの駆除には、駆除剤の知識に加えて、シロアリの種類や生息場所、家の構造や被害の状況など様々な知識が必要になります。それぞれの家庭によって駆除方法も異なるので、自分でシロアリ駆除を行う際は、きちんと知識を身につけてから自己責任で行いましょう。

シロアリの駆除を業者に頼めば、それぞれの被害状況に適した駆除剤を使用して、適切に対処してくれます。かといって、何でも業者任せにするのは禁物です。業者ごとに使用する駆除剤は異なるので、事前にある程度知識を身につけておく必要があります。白アリ駆除を福岡の業者に依頼する時は、どんな駆除剤を使用するのか、事前に確認しておきましょう。健康被害をもたらす可能性はないか、なぜこの駆除剤を使用するのか、細かな点まで確認しておいてください。シロアリに効果があっても、人体に悪影響を及ぼす駆除剤であれば使用すべきではありません。こちらの質問に丁寧に答えてくれる業者であれば安心ですが、答えを曖昧にごまかしたり、丁寧に説明できないような業者であれば避けた方が無難です。

シロアリ駆除の業者選びをする時は、最初から一つの業者に絞って決めずに、複数の業者のサービス内容や使用している駆除剤などを比較して、十分に検討してから判断しましょう。わからないことがあれば、必ず契約前に質問しておいてください。トラブルを未然に防ぐためにも、遠慮せずに質問する姿勢が大事です。どれくらい効果が長持ちするのか等、気になることはきちんと聞いておきましょう。

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