木のまち、新木場!木材会館にて


新木場駅前
こちらは、東京都の木のまち、新木場、
先日、木材会館へ社員研修に行ってきました。

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到着するや、感動です。
ビルの材料に木を利用しています!かなりお洒落な建物でした。

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こちらは1階の木材ギャラリー、豪華ですね!

今回研修を受けさせて頂いたのは、木材保存学についてでした。
木材をできるだけ長く利用するための知識・技術についてです。

 

建築木材の劣化原因は様々ですが、その一つとして、虫や菌による生物劣化現象があります。
主にシロアリ等の虫やカビ・腐朽菌などの微生物による生物劣化ですね。

新築時にどんなにお金をかけて建てた建物であっても年月とともに劣化していきます。

 

しかしながら、 新築後、維持管理を怠っている場合では、建物の構造体が痛んでいることには気付くことができません。
その為、耐震・耐風的にも危険な状態を放置することになりがちです。

阪神淡路大震災においては、木材の腐朽や白蟻被害による耐震強度の低下が直接の原因である割合が8割に上ると各報道機関や学術機関で報じられており、シロアリ防除や木材保存処理を含め、計画的な維持管理を行うことの大切さを痛感させらました。

 

また、木材の供給源である森林は、二酸化炭素を吸収し、地球温暖化を抑制してくれる重要な存在ですが、建築の為に費やされる資源は全産業の中でもウェイトを占めていて、建物を作ることは環境への影響が非常に大きい活動でもあります。

その為、建物を頻繁に建てては壊してを繰り返すことは、木材を燃焼させて廃棄する場合には、木材中に固定されていた炭素は酸素と結びつき二酸化炭素として大気に放出され、建築時では膨大な量の天然資源とエネルギーを消費することを繰り返すことになるため、地球環境にとっては大きな負担となります。 


さらに、建設廃棄物は産業廃棄物全体の約20%、最終処分量の約40%を占めるといわれており、最終処分場での受け入れ許容量が限界に達し、廃棄物の行き場がなくなることが問題とされているようです。

つまり、計画的な建物の維持管理を行い、シロアリなどの虫や腐朽菌から建物を護り、木材を長く使えるように保存処理することは、建物の資産として価値の低下を防ぐだけではなく、実は、自然災害時の建物の倒壊被害を防ぐ居住者の安全面や、地球温暖化や廃棄物処理など私たち人間が抱える環境問題にも貢献しているんですよ。


今のような時代においては、計画的な建物の維持管理・保全を意識し、実施することは、個人のためだけではなく、社会のためにもなる行為とも言えますね。

 

私たち防除事業者としても、日々の業務の中で、木材をできるだけ長く利用できるようにシロアリや菌害から護るために適切な保存処理を行い維持管理を行うことは、居住者が安心して暮らせる生活環境への貢献だけでなく、地球環境にとっても大切なことであると考えております。


長くなりましたが、最後までお読み頂きありがとうございました。
また機会があれば、お話ししますね!

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