自分の住まいがシロアリの被害に遭った場合、建物に被害を与えられてしまったという事で、火災保険が適用されると思っている方もいるのではないでしょうか。火災保険は火災時だけでなく、落雷や水害、盗難などの際にも保証されており、あらゆるトラブルに対応しています。他にも住宅に関する保険としては家財保険や地震保険があり、現在ではほとんどの人がこれらの保険に加入していると言われています。しかし、シロアリによって住宅に損害が生じても加入している火災保険で補償する事はできません。火災保険は建物の損害に対応した保険ですが、これはあくまでも突発的な災害などに対するもので、シロアリなどの害虫による損害は含まれていないのが実情です。
HCSグループは、
シロアリ被害を未然に防ぐため
テレビ番組に協力しています!
TVQ九州放送「ふくサテ!」
※1一階床面積15坪の一般的な住宅の場合
火災保険は多種多様なものが販売されており、オプションなどによって補償の内容も違いが出てきていますが、一般的にシロアリ被害に対応した火災保険はほとんどないと言えます。また火災保険がベースとなっている家財保険も、万一家財がシロアリによって被害に遭った場合、保険は適用されません。そのため、シロアリに対応した住宅保険はないと覚えておいた方が良いでしょう。
ただ、シロアリ被害を防ぐ目的で、あらかじめシロアリ駆除の専門業者に予防施工を頼む際、その業者が施工業者に対して白アリに関する損害賠償保障を約束していたなら、施工業者に損害賠償を求める事はできます。補償の内容は業者ごとに異なっているので、もし保証期間内であれば、シロアリ業者に確認する事をおすすめします。
一方で、シロアリによる被害をそのまま放置しておくのは被害をさらに大きくしてしまう要因となってしまいますので、なるべく早くシロアリの駆除を行ってもらうのが賢明です。シロアリ駆除の費用は会社ごとに違っているため、比較調査すれば安い料金で行ってくれる業者は見つける事は可能です。しかし、様々な他の税が増税傾向にある中でのこの出費は家計に響いてくるものです。そんな中、シロアリの駆除費用に関してその一部が返金される方法があり、それは確定申告です。
確定申告には「修繕費等」、「資産維持」という勘定項目があり、申告の際、シロアリ駆除にかけた費用をそれらに計上しておけば、費用が戻ってくる場合があります。
確定申告では、所得税を確定させた上で税金の過払いや不足を調整し、もし控除額が多ければ納税したお金の一部が戻るようになっています。シロアリ駆除費用は雑損控除と呼ばれるものに含まれるので、一定額を上回った損失が生じた場合、資産損失という災害として認められ費用の一部が戻ってきます。
尚、この際、注意すべき点がいくつかあり、ひとつはシロアリ駆除の費用を申告する時は、領収書が必要不可欠であるという事です。もうひとつは、シロアリ駆除ではなく予防に掛けた費用は雑損控除の対象外になるので、これら2つの点は覚えておきましょう。
近年は、マンションなど鉄筋コンクリート造りの建物が多く建てられている傾向にありますが全国的に見ると、木造住宅の割合は依然として高いものがあります。また鉄筋コンクリート造りだからといって木材を全く使用していないという事はありません。
和室があればどこかで木や紙が使われている可能性はありますし、また木製の家具などを置いてある方も多いはずです。つまり、どのような住宅に住んでもシロアリによって被害を受ける可能性は少なからずあるという事です。
シロアリ対策を十分に行いシロアリによる被害に遭わないのがベストですが、万一シロアリが発生したら、はじめに白アリ損害賠償保障が付いているか確認してみましょう。またシロアリ駆除を実施した場合は、忘れずに確定申告で雑損控除をする事が大切です。
福岡でシロアリ防除に関する費用及び確定申告や控除などのご相談もHCSグループにお任せください!