木造住宅の寿命について
『日本の木造住宅の寿命は30年』と耳にした事はありませんか?
実はこの30年という数字、寿命以外の理由で取り壊された木造住宅の築年数から算出されています。
つまり、木造住宅が平均30年で取り壊されるというのは事実ですが、木造住宅には30年しか住めないというわけではなく、住宅の耐久年数を正確に表した数字とはいえないのです。
では実際の耐久年数はどれほどなのか?
参考:【期待耐用年数の導出及び内外装・設備の更新による価値向上について(国土交通省)】
・木造住宅
30~80年程度
・鉄骨構造
30~60年程度
・鉄筋コンクリート構造(マンション含む)
40~90年以上
とされています。
これは、構造体(骨組み・軸組・基礎)に使われる木材の耐久年数から算出しています。
また早稲田大学の小松教授らが行った「建物の平均寿命推計」の最新調査(2011年)では、木造住宅の平均寿命は64年とも言われております。
実際に適切に乾燥が保たれて、構造体に使われている木材に腐食の被害がなければ、木造住宅は80年以上経っても住むことができます。
最近では技術も向上し、100年の寿命をうたった長期優良住宅も登場しています。
しかし、どんなに長寿命を売りにした注文住宅であっても、住んでいる人が適切なメンテナンスを行う必要があります。
きちんと手入れをしないと、建築物はその耐久性を最大限に発揮できず、短命に終わってしまうのです。
白アリと住宅の関係について
シロアリは木材が大好物です。
あなたの家がターゲットにされれば、すぐに建物が空洞化します。
またシロアリは仲間を引き連れる修正があるので、早期に対策をとらないとご自宅の寿命を延ばすことはできません。
当社は白アリ駆除、シロアリ予防、白蟻防除はもちろん、その地域の気候風土、地質の状況、木材の含水率等を加味し、適切なアドバイスが出来るように日々研究を続けています。
皆様に当社の想いや方針が少しでも伝われば幸いです。
住宅に関しての疑問や質問等があれば、お気軽にご相談下さい。