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住宅建材を食い荒らすシロアリが住み着く原因と環境上の問題

シロアリは白アリとも表記されることからアリの一種と誤解されていますが、分類上はアリよりもゴキブリに近い品種です。普通のアリと異なり、さなぎの期間が無いことから卵から孵化すると脱皮を繰り返して成長します。そのため、普通のアリよりも餌を摂取する期間が長いのが特徴です。

シロアリは植物に含まれるセルロースを食べる草食性の虫です。野生のシロアリは森林などにある倒木や切り株を餌として食べ、巣も作ります。また、住宅用に加工された建材は効率良くセルロースを摂取出来るため、シロアリは害虫の中でも木造住宅に好んで住み着く習性があります。シロアリは日が差さず湿気が多い暗所に住むので人の生活圏とは重複しませんが、建材や盛り土用の土砂にシロアリの卵が紛れ込んで住宅内で孵化し、そのまま住み着いてしまうのが一般的なケースです。福岡など温暖な地域では住宅と隣接している森林から成虫のシロアリが移動してくることもあります。特に廃材や倒木が放置されている場所の近くにある住宅はシロアリの新しい住処になりやすい傾向があります。

住宅に住み着いたシロアリは建材を食い荒らしながら数を増やします。また、シロアリは湿気を好むことから雨が降った直後や湿度が高い夏に活発に動き回り、餌場を兼用している巣を拡大する傾向があります。シロアリは建材の内部にトンネル状の巣を作り、次第に拡大させる習性があるので放置すると建材が著しく劣化するので注意が必要です。シロアリの品種によっては複数の女王アリが生まれ、それぞれの群れが独立して新しい巣を作ります。そのため、建材の食害が爆発的に増大してしまうのがシロアリ被害の最も危険な点です。シロアリは建材の他にオガクズや古紙など、セルロースが含まれている植物性のゴミも餌として摂取します。住宅の床下や天井裏などにごみが堆積しているとシロアリが定住するリスクが増大するので、被害を防ぐためにはこまめな掃除が必要になります。

シロアリは本来森林や湿地など、湿気が多く日光が差し込まない暗所で暮らす虫ですが、近年の宅地開発によって居住地を人家に移行させつつあります。自然の中で暮らすシロアリは気温が高い夏頃に最も個体数を増やしますが、人家に住み着いたシロアリは季節に関係無く一年を通して常に繁殖し続ける傾向があります。これは近年の人家は気密性が高く、冬でも繁殖に適した温度に保たれているのが原因です。また、キッチンや浴室など、常に水濡れが生じている所もあるので乾燥に弱いシロアリにとって人家は定住と繁殖に最適な環境になっています。そのため、人が住んでいない空き家ではシロアリは定住せず、建材の食害も少なくなっています。

シロアリはセルロースを含んだ木材を食べる草食性ですが、居住環境の悪化によって樹脂やコンクリートも食べることがあります。特に鉄筋コンクリート造りのビルは気温と湿度が一定に保たれている一方で餌になる木材が無いことから、シロアリは代わりの餌としてコンクリートを食い荒らします。更に環境が悪くなると共食いをはじめ、ネズミや他の虫の死骸を食べるようになります。シロアリは食欲が旺盛な一方で口に当たる器官の働きが弱く、特に働きアリを守る兵アリは自分の口で餌の摂取が出来ないので、他の個体からの口移しが必須です。また、普通のアリは自分で体の掃除が出来ますがシロアリは他の個体に手伝ってもらう必要があります。そのため、病気に感染しやすく、個体数が減少すると成虫が全滅するケースもあります。その一方で巣に産み付けられた卵は病気に強いことから、成虫がすべて死滅した後でも周囲の木材を食べて成長し、再び繁殖を繰り返して巣を拡大させるのが特徴です。

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