寒い場所が苦手な白アリは、北九州市や直方市を始めとした福岡県でも多く見られます。特に被害が大きいイエシロアリは注意が必要です。被害に早く気付くためにチェックするべきポイントについて紹介していきますので、大切な家を守るためにも確認してみてください。
ヤマトシロアリとイエシロアリ
日本で被害をもたらす白アリは、ヤマトシロアリとイエシロアリの2種類であることがほとんどです。ヤマトシロアリは気温が6度以上で活動するシロアリで、日本全国に分布しています。対してイエシロアリは寒さに弱く、太平洋や瀬戸内海の沿岸部で見られるシロアリです。ヤマトシロアリは1つのコロニー内に1万から3万匹ほどですが、イエシロアリは1つのコロニー内に50万から100万匹もいるために、被害のスピードが速いのが特徴です。さらに水を運ぶ能力を持っているので、乾燥した木材であっても食べ進んでしまいます。危険度が高いイエシロアリの分布は温暖な地域に限られていますが、直方市や北九州市などの福岡県内でも多く見られるので注意が必要です。
シロアリ被害のチェックポイント
家の近くで羽アリを見かけたらシロアリ被害に注意した方が良いかもしれません。ヤマトシロアリは4~6月の雨上がりの日に、イエシロアリは6~7月の夜に飛び立ちます。羽アリを見るということは、近くにある程度の大きさのシロアリの巣が存在する可能性が高く、警戒を怠らないようにしましょう。庭に木材や段ボールを置いている家も注意が必要です。シロアリは目が退化していますが嗅覚に優れており、庭の木材の匂いに釣られてやって来ます。さらに外壁の隙間やヒビから家の中に侵入されることでシロアリ被害につながってしまいます。シロアリ防除剤の保障期間は5年であるために、5年以上シロアリ対策を行っていない家も注意しましょう。新築であっても被害にあわない保証はなく、定期的に予防することが重要です。
シロアリ被害を警戒するなら定期的に予防を
白アリの中でも被害のスピードが速いイエシロアリは、直方や北九州といった福岡県内でも多く見られます。家の近くで羽アリを見かけた際にはシロアリ被害を警戒するようにしましょう。定期的なシロアリ予防を欠かさないことが大切です。