本日のシロアリ被害の現場では羽を生やしている最中の白蟻が・・そろそろ茶色い羽アリが郡飛する頃です。
今日は工務店様から畳を替えようとタンスを動かしたらシロアリが巣を作っていたとのご連絡を受けてシロアリ調査に行ってまいりました。
私が到着した時には施主様が殺虫剤を撒いて分巣は取り除かれていましたが、
タンスの中にはまだシロアリがいます。
イエシロアリのニンフ(羽蟻・王・女王になる白蟻)が羽を生やしているところで、飛び立つ準備をしていたようです。
白蟻調査では、初めに対象とする建物の全体像を把握するために建物の周りから確認をしますが、こちらのお客様宅では倉庫や庭の樹木にも白蟻による被害がみられました。
HCSグループは、
シロアリ被害を未然に防ぐため
テレビ番組に協力しています!
TVQ九州放送「ふくサテ!」
※1一階床面積15坪の一般的な住宅の場合
さて、天井裏をみてみると、シロアリの通り道がみられます。茶色い土で盛ったような道が蟻道(ギドウ)と呼ばれるトンネル状になった白蟻の通り道です。白蟻は木材の内部を食べていきますので、白蟻被害を放置しておくと木材の中身が空洞化します。
そして、シロアリ調査ではシロアリ駆除の工法を検討するために白蟻の侵入経路と施工可能範囲の確認の為に床下に入ります。こちらのお客様宅の床下ではすぐに地中からの白蟻の通り道を確認しました。
こちらは、基礎クラックの隙間から蟻道を作って建物に侵入している写真です。
こちらも同じように経年とともにできた基礎の隙間から白蟻が道を作っているのがわかります。(ベタ基礎やRCマンションのシロアリ被害が多くみられますが、このような写真からコンクリートだから大丈夫とは言えないことがお分かりいただけると思います。)
本日のお客様宅のタンスに作っていた分巣です。
ニンフが羽を生やそうとして飛び立つ準備をしています。もうじき羽アリとなって飛び立つところだったのでしょう。茶色い羽を生やしたイエシロアリの羽アリは梅雨時期の夕刻に一斉に飛びたち街灯や家の光などに集まりますが、早いところで5月中旬頃から飛び立つところもあります。
こちらは、今日とは違う現場の写真ですが、茶色いイエシロアリの羽アリが発生して窓のサッシに集まっている写真です。このような虫は白蟻の羽アリです。自己流での駆除はかえって被害を広げたり、駆除を難航させてしまうことが多くあります。私たちにご相談ください。
HCSグループは、
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