薬剤を使わないシロアリ駆除
シロアリ駆除は、主に薬剤を用いて処理すると思われがちですが、シロアリの種類によってはベイト剤(毒餌)を使用して駆除する工法もあります。
ベイト工法は、イエシロアリに特に有効な手段と言えます。
これは、イエシロアリの蟻道と言われるシロアリの通り道です。
木片には、脱皮阻害剤というシロアリの脱皮を阻害する薬が加圧して処理されています。
これを蟻道部分に設置します。
ベイト剤の最大の強みは、その伝播性にあります。
まず、木片を食べたシロアリは、すぐに死ぬことはなく、巣まで帰ります。
シロアリは、木材のセルロースという物質を栄養に変えるため、体内に原生生物を内包しております。
脱皮したてのシロアリは、この原生生物を内包しておらず、セルロースを栄養に変えることができません。
そのため、別のシロアリから原生生物をもらう必要があります。
主に、別のシロアリの排泄物を採取して原生生物を得ることになります。
先程の木片を食べたシロアリの排泄物を木片を食べていないシロアリが採取することによって、脱皮阻害剤が体内に取り込まれることになります。
これが連鎖的に起こり、脱皮できなくなったシロアリが死滅していくこととなり、結果的にシロアリの巣の壊滅に繋がります。
当社では、薬剤による処理方法の他に、このベイト剤を用いた施工も行っております。
大切なお住まいを守るためにも定期的な床下点検をおすすめいたします。
床下の調査、お見積りは無料にて行いますので、お気軽にご相談ください。